「ぼうず、ホントによく泣いたよなぁ!」涙、涙、涙の教習所通い
一人目の子どもがまだ9ヶ月の赤ちゃんだった頃、 主人が、「やっぱり…車が欲しいなー!」と言い出した。 中型免許しか持っていなかった私は 「それなら、私もクルマの免許がないと宝の持ち腐れだよねぇ。」 と教習所に通う事になった。 子どもを預かってくれる、頼れるジジババはいなかったが、 幸い最寄りの教習所には ”託児ルーム” が完備されていたので、問題なく子連れで通所できた。 さらに、入所申し込みをしに行くと、さすがは地元。 受け付けは小学校の時の後輩の女性、教官は小学生の時の同級生だった。 しかも当時から温厚で男女みんなから慕われていたS浦くんが担当教官になってくれた。 後輩の女性はキャンセルが出ればすぐ予約を入れてくれるし、 本当に恵まれた中でスタートする事ができた。 ところが。 ところがだ…。 問題なのは…、我が子! 人見知りの時期がまだ続いてたからか、 託児ルームのおばちゃんがどんなにやさしくあやしても、 室内用ブランコに乗せても、 私が1時間教習なら1時間。 2時間教習なら2時間、 『ぅあぁあぁああ〜〜〜〜〜〜ん、ぅあぁぁあ〜〜〜〜〜〜〜〜〜


ある教育現場から
公立小学校で3年間ほど、発達障がいのお子さんがいるクラスの支援をする機会がありました。ADHD(注意欠陥・多動性障害)や、学習障害(LD)、広汎性発達障害(PDD)。はたまた経済状況が大変厳しいご家庭のお子さんなど様々なお子さんと向き合いました。 私が採用されたばかりの頃は、勤務先の小学校も障がい児対応を始めたばかりで、 ・その子ども達がなぜ席に座っていられないのか、 ・何をきっかけにパニックを起こして暴れてしまうのか、 ・暴れてしまった時はどうやって止めたらいいのか、 何をどう対処すべきか分からず学校全体で暗中模索しているという様な状態でした。 「怒るも叱るも、野村先生の好きなようにやっていただいて結構ですから…!」 教員免許はなく、子育てとキャスト経験しかない私に、 採用面接の時の担任の先生のこの言葉で、事態は相当に切羽つまっているんだということを理解しました。 (採用のタイミングもクラス替えをしてしばらくたった2学期でしたし…。) そして、その実態は配属初日、教室に一歩入ってすぐにわかりました。 ・雑巾やゴミ、教科書ノートなどが床に散乱、

