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【入院に寄せて】「生きる」とはインプットとアウトプットの繰り返しだと気付いた話。

  • SmileCourage 野村 綾
  • 2019年7月3日
  • 読了時間: 4分

治るなら 治してしまえ Year2019!

平成最後の2018年末、「虫垂炎」の “破裂” から始まり ひと月半にわたる入院生活。

そして年明け2月、再入院での破裂した虫垂の摘出手術。

親近のみなさまには大変ご心配をおかけしました…!

今はすっかり完治しましたが、

関連の検査で見つかったその他の内臓の不具合などを治すために、

スケジュールの都合で7月頭から5日間の予定で入院をしています。

昨日、無事手術は終わり、経過はまっこと順調!

予定通り あさって金曜日には退院予定ですので、どうかご心配はなさらないでくださいね。

(お仕事関係も短期・長期的になんら支障はありません。こちらもご安心ください!)

さて、ここから本題…!

様々な年代、病状の方と生活を共にする入院生活ではいろんな事を考えさせられます。

なにを入院中に考えているかといえば…

他の人の食事や排泄、会話などを通して「生きる」という事 そのものについてです。

私も、母や義母の自宅介護をしていた時期があったので強く感じるのかもしれませんが、

「看護する側」「される側」ではなく、客観的に見た “いち場面” を通して深く考えます。

今朝も、

共同のおトイレに行こうと廊下を歩いていると

「◯◯さーん 起きてくださーい!

 朝ごはん食べますよー。食べないと元気になりませんよー。」 起床時間になっても一向に目を覚まさないお年寄りを起こす 若い看護師さんのよく通る声を聞いて、

・朝、お腹が空いて目を覚ます。 ・咀嚼したごはんをゴクンと飲み込む。 ・自力で排泄する。

そんな当たり前だと思っていることが、

年をとったり、病気をすると とてもとても難しい事を思い出しました。

それは義母が他界する半月ほど前、

病気の末期で寝たきりになってしまい食事もトイレも自力ではできない中、とても申し訳なさそうに私にこうつぶやきました。

「もう食べるのが億劫…なのよね…。

 目では食べたいなぁ…って…思うんだけど…ね…。」

まだ54歳。

お料理上手で食べることが大好きな義母だったのでその時は愕然としました。

私たちが普段当たり前だと思っている「食べること」と「出すこと」。 これを毎日気持ちよく行うことが シアワセに「生きる」という事そのものなんだってつくづく感じます。

食事と排泄。

入れたり、出したり。

まさにインプットとアウトプット。

炊きたてご飯を口いっぱいに頬ばってモグモグゴクリのあの喉越し。

ふんと気張ってスルッ!スッキリ〜と出たあの心地よさ。

あの感覚そのものが快楽。

人生って快感の連続だったんだ。

当たり前のことですが、少しでも不自由を体感するとその有り難みが身にしみます。

さらに掘り下げると…

「生きる」とはインプットとアウトプットの繰り返しということ…

“知識” も同じでは?と思います。

「知識を享受し」「人に教える」。

「人からいただき」「人に与える」。

その環境は、会社や学校の教育者だけじゃなく

子育てでも、スポーツでも、なにかのコミュニティでも、

人を教える環境や意識が日常にある人は、どうやったらもっと上手く伝えられるか…、自分がなにを知ればよく育つのか、と常に努力されていて、そういう人はなんというか、人間としてやはりとても素敵に感じます。 “独りじめ” しない “懐(ふところ)の深さ” を感じるというか。

そうすると、“知識” だけじゃなく“お金” とか “愛” も同じかな。

そう考えると、

私も自分の命が終わるギリギリまで

だれかに、何かに学び、いつも柔軟に “入出力” できる人でいたいなぁと思います。

そしていつでも、だれかに、何かに、感謝できる人でいたい。そんな人に私はなりたい…!

あ、

そうか…

自分の気持ちを感情や表情、言葉で表現する

“感謝”ってアウトプットなんだ…。

それなら、

今以上にいろんな経験というインプットをして感謝というアウトプットをたくさんしよう。

自らコミュニケーションをとり、笑顔や言葉でたくさん表現して相手に伝えよう。

そうすれば 体の自由がきかなくなっても、

自然なインプットとアウトプットの繰り返しで 心はずっとシアワセでいられる…!

.

いう

私の気づきのエピソード。

最後までおつきあいいただき ありがとうございました。

.

さて、

今朝から回復食でおかゆがスタートしました。

今日も感謝の気持ちを言葉と表情で表現していきたいと思います!

「わぁ おいしそう。

いただきます!」

ありがたいお食事

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