【哲学で人生を考える】「NHK100分de名著 アドラー 〜人生の意味の心理学〜 第3回 対人関係を転換する」を観て
すべての悩みは “対人関係” の悩みである
…と。
はい まさしく。
夫婦、恋人、友人、親子、同僚、部下、上司… 「課題の分離」をすれば “誰の課題” か見えてくる。
「それ私には関係ないです。」って言える。
“ 冷たい ” ではなく、 “ 涼しい関係 ” という価値観。
なるほど〜。
そして、対人関係の中の「承認欲求」。
人間はだれもが愛されるために生まれてきたのだから「承認欲求」があって当然!って私は思うんです。
けど、誰かに認められなければ自分の”存在意義”すら見失うほどの「承認欲求」は自分を苦しめるだけ。
とは言っても、
近年のSNSブームの流れに乗って私も「承認欲求」が高いのかな?と うすうす思っていました。
しかし番組内で、
『「承認欲求」が高い人は、”子育て” や ”介護” が辛い。』
と言っていたので、
他者(兄弟や親戚)に評価されずとも、それほど辛くなく終えることができた私は意外と「承認欲求」は人並みだったのでは?…と少し安心しました(笑)
あれっ、それとも…?
実は、ずっと「承認欲求」は高いままだったけど、
ディズニーで「優先順位」を学んで訓練できていたから、
意識する前に体が自然に行えていたのか?
…しら?
脳の欲求の前に、
”型”として体が動けるっていう訓練がされていたから、
子育てや介護がさほど大変じゃなかった…?
お〜。
それって、人生を生きる上では結構大切な力かもしれない!
というわけで、
今回の視聴で私が学んだことをまとめると…
① 対面する課題はだれの課題か見極める。
② 大切なことに優先順位をつけて行動できる ”型” を身につける。
③ 対人関係を切れ!ではなく人間関係で得た悩みを超えていくことで より豊かな人生になる。
大変勉強になりました。
アドラーさん、 NHKさん、ありがとうございました!
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【you-tube】アドラー〈2016年放送分〉 https://youtu.be/AgYIjXTyLyY
【NHK公式ページ】100分de名著 アドラー「人生の意味の心理学」https://www.nhk.or.jp/meicho/famousbook/51_adler/index.html
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【備忘録】この番組が心に響いたポイント!
・アルフレッド・アドラー(1870-1937)は約100年前の人。人の悩みは普遍なのだと説得力があった
・「どうすれば幸福になれるのか」「いかにして生きていけばいいのか」などの投げかけで引き込まれた。
・専門用語が少なく、内容を受け取りやすかった。
・解説の岸見先生の論理、解説が明快。ささやくような優しい話し方だが哲学の奥深さを感じた。
・伊集院さんの置き換え事例が上手い。
・「課題の分離が目標ではない」。対人関係を切れと言ってるわけじゃなくて、むしろ人間関係は持ったほうがより豊かな人生になるという着地点が良い。